業界天気図

NITE、長期使用製品安全点検制度の周知強化
特定保守製品事故の7割が使用10年超

  製品評価技術基盤機構(NITE)は、長期使用製品安全点検制度の周知と同制度による点検を促している。NITEの調べによると、2017年度までの5年間の特定保守製品の事故634件のうち、使用期間が判明した545件の70%が10年以上使用した製品であることから、所有者情報登録者で点検通知を受け取った人に点検を受けるよう推奨している。
  10年以上使用した製品事故383件のうち、174件は屋内式のガス瞬間湯沸かし器やガス風呂がまだった。ガス機器の場合、石油危機などに比べ火災発生率は低いがCО中毒の割合が高い点が特長。
  また、事故全体の56%に当たる215件は火災を伴うものだった。さらに、事故全体の57%は製品起因事故で経年劣化事故の割合も10年以上使用した製品は高くなっている。
  長期使用製品安全点検制度は特定保守製品9品目が対象となっており、ガス関係では風呂がまと瞬間湯沸かし器の2品種。点検期間は最長18カ月で点検の半年前には使用者に対し検査通知を発する仕組み。
  ただ、販売台数に対する所有者登録率は17年12月末で39%にとどまっており、経済産業省などが登録を促すための周知活動を展開している。また、賃貸住宅などは物件所有者に登録義務がある。