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伊藤忠エネクス、清掃工場のCOを大豆育成に活用
佐賀市、佐賀大、不二製油と共同研究

  伊藤忠エネクス(東京都千代田区、岡田賢二社長)は18日、佐賀市(坂井英隆市長)、佐賀大学(兒玉浩明学長)、不二製油グループ本社(=不二製油、大阪市、酒井幹夫社長)との4者共同で5月から、COを利用した大豆の育成研究プロジェクトを開始したと発表した。
  COを吸収することにより成長が早まる特性を生かした大豆の生育を研究する。佐賀大学の実験施設で実証試験を開始。将来的には佐賀市の清掃工場にあるCCU(Carbon dioxide Capture and Utilization)で回収されたCO2を利用することを想定している。今後は段階的に栽培規模を広げ、生育した大豆を不二製油グループの技術を用いたサステナブルな大豆製品として事業化を見込む。
  佐賀市の清掃工場では現在、ごみを焼却した際に発生する排ガスからCOのみをCCUで分離回収し、隣接する農業・藻類事業者に供給している。伊藤忠エネクスは今回、全国でも有数の大豆の生産地である佐賀市の土地に着目し、回収したCOを使った貴重なたんぱく源である大豆の効率的な育成につなげようと共同研究契約を締結した。産官学一体となり連携して長期的な取り組みとしていく。
  伊藤忠エネクスグループは、さまざまなエネルギーの安定供給を使命とし、さらに農業地を生かした太陽光発電による営農型太陽光発電事業も積極的に展開していく予定で、今後もエネルギーを通じて環境問題や社会課題の解決に継続的に取り組んでいくとしている。