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パナソニック、寒冷地向けのエネファーム発売へ
LPガス・都市ガス用ともマイナス15℃まで運転可

  パナソニックは、家庭用燃料電池「エネファーム」の本州寒冷地向け戸建用新製品を開発した。来年2月1日にLPガス用、4月1日に都市ガス用を発売する。
  従来の本州向け製品は周囲環境温度の下限マイナス10℃までの対応だったが、今回マイナス15℃まで運転可能にしたことで最低気温の低い東北地方や長野県など本州の寒冷地域にも設置できるようになった。また、従来の設置可能標高は500mまでだったが、LPガス用モデルは同700mまでの地域に対応。日本国内における設置可能エリアの拡大を実現した。
  寒冷地用は今年4月に発売した第5世代モデルと同様、ロングパフォーマンスの12年発電設計を採用し長く使えることで経済性を向上した。また、レジリエンス機能として停電時の500Wまでの電源供給機能や外部電源を利用した起動機能、IoT化への対応としてインターネットに接続可能な仕様を搭載し、メンテナンスなどの際に遠隔から機器の状態を確認できるようになった。貯湯ユニットとバックアップ熱源機(ともにガスター製)が分離された別置型の構成で、バックアップ熱源機は本州での設置に適した屋外設置可能なRF式となっている。
  同社はこれまで北海道の都市ガス用に寒冷地向け製品を販売していたが、LPガス用の需要が多い本州の寒冷地域には対応していなかった。寒冷地向けの機種開発で培った機器の断熱構成や凍結予防運転、配管の保温方法などのノウハウを本州向け機種に取り入れることで、本州寒冷地向け新製品の発売が可能となった。